大阪と京都にあるカウンセリング機関(臨床心理士)/女性ライフサイクル研究所フェリアン。講演・研修、研究・執筆活動なども行っています。

夏真っ盛りの毎日、気がつけばあまりの暑さにため息をつき、外に出れば日差しをよけるように、ついうつむき加減の姿勢になる・・・。なんてことはありませんか?

ある夏の夕方、郵便局へ行く途中、「森﨑さ~ん!!」と突然後ろから大きな声で呼び止められた。

あまりの大きな声に驚いて振り向くと、知り合いのAさんだった。

彼女がご近所の方と玄関先で立ち話をされていた時、急に相手の方がお話を止め、「まぁ、なんてええ姿勢で歩く人!見てみ!!」と急に言われたらしく、「え!?わざわざ話を止めてまで言うくらい姿勢のいい人?いったいどんな人やろ?って思って飛び出して、よう見たら、森崎さんやん(笑)!」と驚かれた。

いやいや、私の方が急に大きな声で呼び止められたので驚いたが(笑)、「姿勢よく颯爽と歩いてて気持ち良いわ」と、郵便局へ行こうとしているだけの私を、人生の先輩方が褒めてくださった。

「姿勢がいい」、講師の仕事をしていると時々言われることがあるが、良い姿勢が身についているのかな。思いがけなくお褒め頂き、なんとうれしいこと!

仕事といえばここ最近、福祉職対象研修で「接遇」のテーマで複数のご依頼をいただいた。

接遇の五原則としていわれることは、①挨拶②身だしなみ③態度④表情⑤ことば遣い。

この態度の中で、良い立ち方(良い姿勢)についても考えるのだが、「姿勢のいい人への印象」について聞いてみると、「まじめそう」「自信があるように見える」「きっちりしてくれそう」「てきぱきしてる」などなど良い印象を持たれることが多いようだ。

実は、姿勢を正すことは、自分のためにもプラスになるということをご存じだろうか。

姿勢を正す(背中を伸ばす)ことで脊柱起立筋を使い、背筋を伸ばすことで血行が良くなり、代謝が活発になって脂肪の燃焼率がアップし基礎代謝がアップするという。基礎代謝が上がると、免疫力がアップし健康維持にも有効だ。

一旦脊柱起立筋が強化されると、ゆったりしている時間や睡眠中もカロリーを消費するという。

グーッと伸びをしたり、猫背になりがちな姿勢を意識して、胸を張ったり上体をそらせたり、背中の後ろで手を組み左右の肩甲骨を寄せたり力を抜いたりして、背筋をストレッチすると、筋肉のくせが抜けて良い姿勢が保ちやすくなる。

ポイントは、決して無理をせず、10秒間くらい静止し、呼吸を止めないということ。

腹式呼吸で、吸うよりも吐くことを意識し、深く正しく呼吸をするだけで血液のめぐりもよくなり、精神的にも落ち着いた状態を保てるようになる。

暑い毎日、身体を動かすことが億劫になり、のど越しの良い冷たい飲み物食べ物で内臓も冷えやすい。

夏バテを起こす前に、ちょっと背筋を伸ばし、姿勢を正し、深い呼吸をすることを意識してみては。

(2017年8月)