カウンセリング

解決志向アプローチ/解決志向ブリーフセラピー

フェリアン大阪・京都では、解決志向アプローチ(解決志向ブリーフセラピー、ソリューション・フォーカスト・アプローチ)を実施しています。

解決志向アプローチとは相談者が本来もっている強さと柔軟性に焦点を当て、現在の症状や不適応状態の消失や改善を目指す方法です。この技法は、ミルトン・エリクソンの治療的コミュニケーションから発展してきました。従来の精神療法との違いは、症状が起こっている原因の追求や分析はせず、問題の解決に主眼を置いていることです。

例えば、「人と話すときに緊張する」というケースの場合、解決志向アプローチでは、なぜ緊張するようになったかという原因を探るより、本人のもつリソース(経験、能力、資質)に目を向け、「緊張せずに話せたとき」という例外探しをします。すでにうまくやれている時や状況を聞きだし、「どうして緊張しなかったのか?」「何が役に立ったのか?」とうまくいったときのことを探っていきます。これを、成功の責任追及といいます。うまくいったときのことをきちんと評価することで、そのよい状態を繰り返し起こさせるというねらいがあります。ここで重要なのは、そのような例外の行動を、その人自身が行なったということです。自分がうまくやれている状況を知り、潜在的な力を引き出すことで、解決へ向けて道が開けていきます。

◆解決志向アプローチの3つの原則は、
①うまくいっているなら、そのまま続ける。
②うまくいっていないことは止めて、なにか違う行動を起こす。
③うまくいくまで、いろんな行動を試してみる。

変化は絶えず起こっていて、小さな変化は、大きな変化を生み出します。誰でも、すでに問題を解決するのに必要な答え自分の中にもっていて、それをカウンセラーと共に見つけ出していくのが、解決志向アプローチです。

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