講師・カウンセラー紹介

小田裕子(カウンセラー)京都担当

プロフィール

臨床心理士
公認心理師
社会福祉士
教育研究所スーパーバイザー
特定非営利活動法人 FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク理事

略歴

立命館大学大学院応用人間科学研究科 臨床心理学領域修士課程修了。
2003年より女性ライフサイクル研究所カウンセラー、スクールカウンセラー、母子生活支援施設心理士。2008年より教育研究所、母子生活支援施設スーパーバイザー。
2014年より女性ライフサイクル研究所フェリアンカウンセラー。2015年より立命館大学(立命館学園)非常勤講師。

子どもと女性を中心とする福祉領域、小・中・高等学校スクールカウンセラー、教育研究所などの教育領域、私設心理領域、市民派遣相談、地域子育てカウンセリングなどを経験。

カウンセリング

カウンセリングは、自分と向き合い、自分に基づきながら、人と社会とのつながり方を見つけ直すことだと思います。

個人カウンセリングでは、ご自身の性、これまで生きてきた力と傷つき(レジリエンス)に着目する本人支援と、ご自身を取り巻く環境(家族夫婦・恋人学校・職場に目を向ける環境支援を行います。具体的には、本人の語りを中心とする来談者中心療法をベースに芸術療法イメージ療法自我状態療法フォログラフィートーク認知行動療法解決志向アプローチなどを特性やニーズに応じて組み合わせます。箱庭描画イメージや五感の活用などの非言語的なアプローチ、思考・感情・行動の意識化、生活リズムの見直しなどを通して、自分への理解を深め、自分自身とうまく付き合っていくお手伝いをします。 様々な形で表出される生きづらさ(子育て人間関係の悩み不安怒りの感情コントロールの問題、PTSD症状解離性障害)には、子ども時代の不適切な養育環境(アダルトチルドレン)や、トラウマ(DV・虐待・性被害いじめ)、発達特性、愛着関係の問題が複合的にからまっていることが少なくありません。自分の問題と環境による問題を整理し、少しでも生きやすくなるようサポートします

夫婦・カップル カウンセリングでは、双方の悩みを中立的な立場でお聴きします。悩みや問題は、個人に原因があるのではなく、関係性によって生じ、維持されている相手を変えることはできないが、関係性を変えることはできるという考え方(システムズアプローチ)に基づき、 それぞれができることをみつけ、小さな変化を積み重ね、よりよい関係へとサポートします。また、パートナーへの不満や不信は、感じ方・考え方の違いの蓄積から生じる場合もあります。第者を交えたカウンセリングの場を活用することで、自分と相手の理解を更新していくことも関係の回復に役立ちます。更に、関係の回復や改善だけでなく、傷つきや後悔が残らないよう関係を整理し、新たな一歩を踏み出すためにカップルカウンセリングを活用すること良い関係を維持していくためのメンテナンスとしても活用いただけます。カップルカウンセリングは者関係に開かれるため、新たな視点や気づきが得やすく、変化が生じやすいのが特徴です。

カウンセリングの出会いを大切に、カウンセリング関係や場が安心なものとなるようこれからも力を注いでいきたいと思います。

講師活動

心理・教育・福祉現場での心理臨床経験を活かした研修を行います。支援者へのエンパワーメントも関心を寄せています

心理臨床経験を活かした研修 「発達が気になる子どもへの理解と対応」、「HSC・HSPへの理解と対応」、「不登校への理解と支援」、「DVへの理解と支援」、「虐待予防と支援」  質疑応答を交えながら、共に理解を深め合えるよう取り組みます

◆支援者支援
「自己覚知」「対人援助の基本」「レジリエンスに着目した支援の在り方」「ストレスマネジメント」ケース検討会の参加、コンサルテーションもお引き受けします

論文

  • 「専門家の当事者性を回復する」(女性ライフサイクル研究第25号)
  • 「心理臨床家としての抵抗とレジリエンス」(女性ライフサイクル研究24号)
  • 「女性施設の変遷にみるフェミニズムの行方」(女性ライフサイクル研究第23号)
  • 「国際結婚」(女性ライフサイクル研究第22号)
  • 「レジリエンスに着目した子どもへの支援」(女性ライフサイクル研究第16号)
  • 「シングルで生きるとき」(女性ライフサイクル研究第15号)
  • 「戦争と平和」(女性ライフサイクル研究第14号)
  • 「現代に生きる対人援助者のメンタルヘルス向上のための箱庭」(修士論文)

報告書・エッセイ

・ 『トラウマを受けた子どもへの予防的危機介入のためのプログラム作成および試行的実施プロジェクト―DV家庭に育った子ども支援プログラム作成の試み』第34回(平成15年度)三菱財団社会福祉研究事業・研究助成,2004年(共著)

・「みんなちがって、みんないい―価値観を問い直すー」(守山市教育研究所だよりNO187 2013年)

メディア取材・出演

・朝日新聞 「虐待」シリーズ取材(2003年)

・NHK放送 エデユカチオ!「親子で育むレジリエンス」取材、出演(2014年9月)

・NHKフォーラム「HSP~ひといちばい繊細な人~自分のためのトリセツ」出演(2021年2月)

所属団体・所属学会

日本心理臨床学会、日本臨床心理士会、対人援助学会 など

ページトップへ戻る