カウンセリング

いじめ・いじめ後遺症で悩んでいる方へのカウンセリング

フェリアン大阪・京都では、現在のいじめや、過去のいじめによる傷つきや後遺症に悩む人たちへのカウンセリングを実施しています。

いつの時代も、どんな場所でも、人が集まれば、「いじめ」がおきます。特に子どもたちの世界では、いじめは時代とともに巧妙になり、LINEやSNSなど、インターネットを使ったものが増え、大人の目の届かないところで進行し、周りが気づいたときには取り返しのつかないような事態に陥っているということもしばしばです。最悪の場合、いじめられた子が、自ら命を絶ってしまうということにもつながる可能性があり、いじめは、命のかかった問題であると大人たちが真剣に取り組む必要があります。

子どもがいじめを打ち明けたとき

もし、子どもからいじめを打ち明けられたときには、まず「話してくれてありがとう」と、子どもの気持ちをしっかりと受け止めましょう。決して慌てず、冷静に子どもの話を聴き、どうすればいいかを子どもと一緒に話し合うことが大切です。どんなに腹が立っても、子どもの気持ちを聴かずに、相手のところに乗り込むというのは避けたほうがいいでしょう。

いじめられている子が、いじめを受けていることを打ち明けるというのは、かなり勇気のいることです。いじめを口止めされていることもありますし、いじめがエスカレートすることを恐れて口をつぐんでいることもあります。また、いじめられていることを恥ずかしいと思ったり、親に心配をかけてはいけないと思って、黙っていることも多いものです。

いじめのサイン

子どもの持ち物がしょっちゅうなくなったり、壊れたり、汚れたりしている。学校のことをあまり話さなくなった。きょうだいをいじめたり、乱暴になる。食欲がなくなる。学校へ行くのを渋る。何となくふさぎこんでいる、など、普段と様子が違うこと続くようであれば、いじめられているサインかもしれません。いつも以上に、子どもの様子に注意を向け、子どもが話しやすい雰囲気をつくるように心がけてみましょう。

いじめへの対処

いじめへの対処は、1人ひとりのケースによって違います。学校へ行かないことによって、身を守るというのもありますし、学校へ行きながら、相手を避けて、うまくかわしていくという方法もあるでしょう。また、先生に介入をしてもらったり、いじめた側との話し合いの場を設けることが有効なこともあります。

いじめによるトラウマ・いじめ後遺症

いじめの問題が起こった時に、適切な介入がなされなかった場合、いじめられた側に深い傷(後遺症)を残します。長期にわたって傷つきが残ってしまうのは、いじめられたことのつらさもあるのですが、親や先生に話した時に、「あなたにも悪いところがあったんじゃない?」と言われたり、「我慢してないで、こっちも言い返してやればいい」「いつまでも気にしていないで、自分が変わらないとダメよ」などとアドバイスされ、結局、何も変わらず、余計にみじめな思いをしたということがあるようです。そのような経験をすると、どうせ何をやっても無駄だという無力感ばかりが強くなります。そうならないためには、いじめを打ち明けられた時に、大人が真剣に子どもの話を聴き、「いじめはいけないことだ」と毅然といじめと向き合い、「悪いのは、いじめた方で、あなたは悪くない」と伝えられれば、心に受けるダメージを減らすことができます。どんな理由があったとしても、いじめは決して許されることではありません。

いじめによるトラウマ・いじめ後遺症からの回復のために

カウンセリングで、他人と関わるのが怖い(対人恐怖症)、自信が持てない、自分に価値がないと思う、人目が気になって仕方がない、いつも警戒心があり安心できない、人が信用できないなどの悩みの背景に、過去のいじめに原因があると思われることがしばしばあります。いじめられた経験は、何年たっても、消えることがないことを痛感します。深刻なケースでは、仕事が続けられなくなったり、家にひきこもってしまうこともあります。

いじめは、学校だけではなく、職場やサークル、習い事のグループ、ママ友の間などでも、起こりやすいものです。いじめに悩んでいるという場合には、1人で解決するのは難しく、悪循環に陥ってしまうことが多々あります。フェリアンでは、現在いじめに遭ってつらい思いをしている方が何か解決の糸口を見つけられるように、ともに考えていきます。

現在、あるいは、過去にいじめを受けて傷ついている子どもを持つご両親に対しても、どのように子どもに寄り添っていけばいいかを一緒に考えるとともに、親子のつながりや関係のあり方を再確認していく手助けをします。

また、過去にいじめの被害に遭い、今もそのトラウマに苦しんでいる方が、カウンセリングを通して、いじめられた時の悔しかった思いやつらかったことをふり返り、自分に責任がなかったことに気づき、いじめによって傷ついた心を回復し、自己イメージを修復していくことで、本来の力を取り戻すことができるようにサポートしていきます。トラウマからの回復をサポートするカウンセリングについてはこちらもご覧ください。

フェリアン大阪・京都のカウンセリングでは、いじめやいじめ後遺症に苦しんでいる方が、少しでも気持ちを軽くできるよう、力になりたいと思っています。

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