講師・カウンセラー紹介

小田裕子(カウンセラー)

プロフィール

臨床心理士
社会福祉士

立命館大学非常勤講師
母子生活支援施設スーパーバイザー
特定非営利活動法人 FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク理事

略歴

2003年より女性ライフサイクル研究所スタッフをへて、2014年4月よりフェリアンスタッフ

立命館大学大学院応用人間科学研究科 臨床心理学領域修士課程修了。
学生時代は、子どもを中心とする福祉分野(情緒障害児短期治療施設、児童養護施設、児童相談所)で学び、大学院から臨床心理学を専攻。スクールカウンセラー、母子生活支援施設での心理相談員、地域への出張・子育てカウンセリングを経て、現在ではフェリアンのカウンセリングとともに、福祉・教育現場のスーパーバイズ、大学での授業を通して、支援者支援や教育活動にも関心を向けている。

カウンセリング

カウンセリングでは、来談された方の傷つきと生き抜いてきた力の両面に着目し、ご自身が持っている力を見出し、サポートとなる家族やコミュニティとの適合を心がけています。来談者中心療法をベースに必要に応じて、芸術療法イメージ療法認知行動療法自我状態療法を組み合わせながら、悩みや症状の本質を共有し、心の声に耳を傾けながら、内面からの語りができるようになることを目的としています。そのうえで、自己理解に基づく意思決定や行動選択ができるようサポートしていきます。具体的には、心の状態を視覚化できる箱庭描画などの非言語による表現手段を用いたり、生活リズムや感情・思考・行動の意識化を促したり、五感やイメージを用いて、自分自身とうまく付き合っていくお手伝いをしています。

幼少期からのトラウマDV・虐待・性被害いじめ)による症状(PTSD、不安や怒りの感情コントロールの問題、解離性障害)、発達特性による生きづらさ、対人緊張や対人不安、子育てや人間関係の悩み(家族・夫婦・恋人・友人・職場)の背景には愛着の問題(愛着障害)があることが少なくありません。カウンセリングのよる安定した関係性の中で、過去を整理し、本来の自分を見出し、自分と他者への信頼が回復されるよう、一緒に取り組んでいきたいと思います。また、個人カウンセリングだけでなく、カップルカウンセリングや親子カウンセリング、福祉現場や学校現場で日々奮闘されている対人援助者への支援(コンサルテーション)にも関心を寄せています。

講師活動

講師活動では、臨床経験を活かした予防啓発として「虐待」「DV」「不登校」「子育て支援」をテーマに取り組んできました。その背景には多かれ少なかれ「子どもの発達や大人の発達的特徴」があります。その点だけを強調することは本意ではありませんが、どの問題の背景にもある発達課題や発達特性をきちんと理解すること、それを踏まえたよりよい支援を皆で構築していくことを昨今のテーマにしています。

また、福祉・教育現場における支援者支援、支援体制づくりにも関心を寄せています。支援者にとって必要不可欠な「自己覚知」「対人援助の基本」を入り口に、現場のニーズや困り感に即した「問題を抱えた子どもへの理解と対応(発達、不登校、DV、虐待等)や「ケース検討」を通した実践的研修から、「援助者のメンタルヘルス」「レジリエンスに着目した支援の在り方」「職場環境づくり」など、支援者が行き詰まらずに、希望をもって働けるような研修を心がけています。ワークや質疑応答などを交えながら、共に考えを深め合い、「明日からまた頑張ろう!」と思ってもらえるように取り組んでいきたいです。

カウンセリングを通した様々な人たちとの出会いや子育て経験を通して、現代社会の中で人が育まれ。育ち直す機会を得ることの難しさを痛感しています。それぞれの人が持っている個性と成長のリズムに応じた、育ち(育ちなおし)の機会を保障していけるよう、カウンセリングや講師活動を通して、安心できる人間関係づくりを目指しています。

論文

  • 「専門家の当事者性を回復する」(女性ライフサイクル研究第25号)
  • 「心理臨床家としての抵抗とレジリエンス」(女性ライフサイクル研究24号)
  • 「女性施設の変遷にみるフェミニズムの行方」(女性ライフサイクル研究第23号)
  • 「国際結婚」(女性ライフサイクル研究第22号)
  • 「レジリエンスに着目した子どもへの支援」(女性ライフサイクル研究第16号)
  • 「シングルで生きるとき」(女性ライフサイクル研究第15号)
  • 「戦争と平和」(女性ライフサイクル研究第14号)
  • 「現代に生きる対人援助者のメンタルヘルス向上のための箱庭」(修士論文)
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