講師・カウンセラー紹介

小田裕子(カウンセラー)京都担当

プロフィール

臨床心理士
公認心理師
社会福祉士
立命館大学非常勤講師
教育研究所スーパーバイザー
母子生活支援施設スーパーバイザー
特定非営利活動法人 FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク理事

略歴

立命館大学大学院応用人間科学研究科 臨床心理学領域修士課程修了。
学生時代は、子どもを中心とする福祉領域(児童心理治療施設、児童養護施設、児童相談所)を専攻。その後、市民派遣相談、子育てカウンセリング、小・中・高校スクールカウンセラー、母子生活支援施設心理士、福祉・教育現場のスーパーバイザーなどを経験。

カウンセリング

カウンセリングとは、自分と向き合い、本来の自分に基づきながら、人と社会とのつながり方を見つけ直すことだと思っています。そのために、来談された方の特性、これまで生きてきた力と傷つきに着目する本人支援と、ご自身を取り巻く環境支援(家族夫婦・恋人学校・職場)を行います。

具体的には、本人の語りを中心とする来談者中心療法芸術療法イメージ療法自我状態療法フォログラフィートーク認知行動療法解決志向アプローチなどを組み合わせながら、悩みや症状の本質を共有し、自分への理解が深まるようサポートします。箱庭描画などの非言語による表現手段を用いたり、生活リズムを見直したり、感情・思考・行動の意識化を促したり、五感やイメージなどの感覚を用いたりしながら、自分自身とうまく付き合っていくお手伝いをしています。

様々な形で表出される生きづらさ(子育て人間関係の悩み不安怒りの感情コントロールの問題、PTSD症状解離性障害)には、子ども時代の不適切な養育環境(アダルトチルドレン)や、トラウマ(DV・虐待・性被害いじめ)、発達特性、愛着関係の問題が複合的にからまっていることが少なくありません。

今までの人生を振り返り、自分の問題と環境による問題を整理する中で、本来の自分を見出し、少しでも生きやすくなるよう共に取り組んでいきたいと思っています。また、個人カウンセリングだけでなく、夫婦・カップル、親子、家族へのカウンセリング、福祉現場や学校現場で日々奮闘されている対人援助者への支援(コンサルテーション)にも力を注いでいます。

講師活動

◆講師活動では、臨床経験を活かした予防啓発 「虐待」「DV」「不登校」「子育て」「発達障害」「トラウマ」「HSP/HSC」への理解と支援

◆支援者支援 「自己覚知」「対人援助の基本」「レジリエンスに着目した支援の在り方」「バーンアウト予防」「ストレスマネジメント」

◆現場のニーズに即した研修 「問題を抱えた子どもへの理解と対応(発達、不登校、DV、虐待等)「ケース検討」などの実践的研修

講義形式だけでなく、ワークやロールプレイ、質疑応答などを交えながら、共に考えを深め合えるように取り組んでいます。

論文

  • 「専門家の当事者性を回復する」(女性ライフサイクル研究第25号)
  • 「心理臨床家としての抵抗とレジリエンス」(女性ライフサイクル研究24号)
  • 「女性施設の変遷にみるフェミニズムの行方」(女性ライフサイクル研究第23号)
  • 「国際結婚」(女性ライフサイクル研究第22号)
  • 「レジリエンスに着目した子どもへの支援」(女性ライフサイクル研究第16号)
  • 「シングルで生きるとき」(女性ライフサイクル研究第15号)
  • 「戦争と平和」(女性ライフサイクル研究第14号)
  • 「現代に生きる対人援助者のメンタルヘルス向上のための箱庭」(修士論文)

報告書・エッセイ

・ 『トラウマを受けた子どもへの予防的危機介入のためのプログラム作成および試行的実施プロジェクト―DV家庭に育った子ども支援プログラム作成の試み』第34回(平成15年度)三菱財団社会福祉研究事業・研究助成,2004年(共著)

・「みんなちがって、みんないい―価値観を問い直すー」(守山市教育研究所だよりNO187 2013年)

メディア取材・出演

・朝日新聞 「虐待」シリーズ取材(2003年)

・NHK放送 エデユカチオ!「親子で育むレジリエンス」取材、出演(2014年9月)

・NHKフォーラム「HSP~ひといちばい繊細な人~自分のためのトリセツ」出演(2021年2月)

所属団体・所属学会

日本心理臨床学会、日本臨床心理士会、対人援助学会 など

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