カウンセリング

漠然とした不安に悩む方へのカウンセリング

フェリアン大阪・京都では漠然とした不安に悩む方へのカウンセリングを行っています。

不安とは、未来のことを心配することから生じる感情です。不安は私たちにとって大切な感情で、不安があるから、未来に起きるかもしれないリスクに備えることにもつながります。

しかし、理由もないのに常に不安を感じそれが長期間続く、もしくは不釣り合いに強い不安を感じ続けると、日々の暮らしはつらいものとなります。不安に支配されて、日常生活に支障を及ぼしてしまうこともあります。

不安だけではなく、イライラ、焦燥感、過敏、集中困難、抑うつなどの精神症状や、緊張、首や肩のこり、頭痛やめまい、ふらつき、動悸や息切れ、下痢、嘔吐、疲れやすい、睡眠の問題などの身体症状につながっていくこともあります。

不安があなたを困らせている場合、それをやわらげるのにできることを、いくつかご紹介します。不安をゼロにすることを目指すのではなく、不安を穏やかにし、自分の手に負えるものとすることを目指しましょう。

対策を立てて備える

あなたの不安が、未来に起きるかもしれないリスクへの備えが必要なことを教えてくれているのなら、不安から目を背けるのではなく、不安と向き合い対策を立てましょう。たとえば、会社でしなければならないプレゼンが不安なら、しっかりと事前準備をし、同僚や上司に助言をもらっていれば、不安はやわらぐでしょう。テストが不安なら、勉強をして自信がつけば不安はやわらぎます。

不安への現実的な対策を立てて備えたのであれば、不安の役割はそこで終了です。

その後も強い不安があなたを悩ませる場合は、次のことを試してみましょう。

身体を落ち着ける

不安を感じているとき、人は浅く早い呼吸をしがちで、緊張感から体にも力が入りがちです。この身体の状態は、さらに不安を強めてしまいますので、まずは身体を落ち着かせましょう。

呼吸法を行って、呼吸をゆっくりとリズミカルにしていくことや、リラクゼーションを行い、身体をリラックスさせていくことも、不安を穏やかにしていくことに役立ちます。

イメージを使う

あなたがまだ見ぬ未来をネガティブにイメージしていることから、不安が生じているのであれば、別のイメージを持つことができれば、不安はやわらぎます。まずは、ポジティブなイメージを思い描いてバランスをとりましょう。その上で、現実的に起きそうなイメージを思い描いてみましょう。あなたのイメージの中で起きていることであれば、あなた自身が別のイメージを選ぶこともできると考えてみましょう。

今、ここに目を向ける

不安は、まだ起こっていないことを恐れる気持ちで、ほとんどの場合、今現実的に恐怖が迫っているわけではありません。起きるかどうか分からない未来を案じて、つらい時間を過ごすより、今、ここに目を向けましょう。ゆったりと椅子に座って、今、ここの感覚(五感)に注目してみましょう。

今、何が見えていますか?窓から外の景色、空の色。お気に入りのソファやテーブル。思い出の写真。将来の不安をのぞきこむよりも、今現実に見えているものに注目しましょう。

今、どんな音が聞こえますか?外を車が走る音、エアコンの音、雨の音。不安のささやきに耳を傾けるのではなく、今聞こえる音に耳を傾けましょう。好きな音楽をかけるのもいいですね。

今、何かに触れている感覚に注目することも役立ちます。足が床と触れている感覚、お尻が椅子の座面と触れている感覚など。自分の両腕をやさしくなでて、その感覚に集中するのもいいですね。

同じように、嗅覚や味覚に注目してもいいでしょう。アロマオイルを焚くのも素敵ですね。

体調を整える

睡眠不足や過労、体調不良も、不安を高める要因となります。なるべく睡眠時間を確保し、休息をとって、疲労をためこまないようにしましょう。

このような工夫をしても、強い不安がおさまらず、辛さが続く場合もあります。人によって、不安の原因、特徴、対処法は異なります。フェリアン大阪・京都のカウンセリングでは、あなたと一緒に、あなたの不安の原因や特徴を探り、あなたに合った対処法をともに考えます。

不安には、あなたの考え方やとらえ方のクセが関係していることが多いものです。

カウンセラーは、あなたが考え方やとらえ方のクセに気づき、適応的な考え方やとらえ方ができるようサポートします。

今感じている不安の裏に、別の不安が潜んでいることもあります。また、不安にトラウマが関係している場合は、トラウマに焦点をあてたカウンセリングが役に立ちます。子ども時代の不安定な家庭環境で、いつも不安を感じてきたことが現在の不安感に影響している方に出会うこともしばしばあります。その場合は、子ども時代に目を向け整理していくことが役に立つでしょう。

一人で悩み続けず、一歩、踏み出していけるといいですね。

対人関係における不安についてはこちらをご覧ください。

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