カウンセリング

芸術療法(アートセラピー)

フェリアン大阪・京都では、芸術療法(アートセラピー)を取り入れたウンセリング(心理療法)を実施しています。

芸術療法とは、描画、コラージュ、箱庭など、言語とは違った方法を使って、気持ちを表現したり、解放さあせたり、気づきを得たりするものです。

特に、トラウマとなる出来事にさらされると、恐怖感や無力感によって感情が凍りついてしまいます。それは生き抜くために自分を守る働きですが、トラウマの後も、不快な感情ばかりではなく、様々な感情が切り離されたままとなることがしばしばあります。

トラウマから回復するためには、感情と再び結びつきをもつことが重要なのですが、凍りついた感情を溶かし、様々な感情をいきいきと感じられるようになることは、難しいと感じられることもあるでしょう。

そのようなときに、絵を描いたり、何かを創ったりすることを通じて、言葉では表現しにくい思いを形にするのが役に立つことがあります。芸術療法は、優れた芸術作品をつくるのが目的ではなく、芸術を通して表現することを体験するプロセスや、つくったものをじっくり味わうことを大切にします。

作品を通じて、激しい怒りや深い悲しみを表出し、溜め込んでいた感情を発散させたり、内に抱えている不安や恐怖を自分の外に出すこと(外在化)で、傷や痛みから距離を置けるという効果もあります。

また、安全な場所を描いたり、自分の好きな感覚を集めたスケッチブックをつくるなど、制作することが心地よい感覚とつながり、安心を呼び覚ますこともあります。そこから生きる勇気が湧いてきたり、自己肯定できたり、未来への希望が見えてくることも少なくありません。

芸術療法では、カウンセラーに見守られながら、安全な場所で、自由に自分を出すことで、回復へつなげていきます。安全な場で表現すること、それ自体が癒しにつながるのです。

フェリアンでは、ご希望に合わせて、芸術療法をカウンセリングの中に取り入れています。ご関心のある方はお気軽にお尋ねください。弊所では、初回から芸術療法を用いることは、基本的にはなく、カウンセラーが詳しいお話をお伺いした上で、相談しながら、どのようなカウンセリングの方法を取り入れるのがよいのかを検討していくことになります。

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