カウンセリング

自我状態療法

フェリアン大阪・京都では、自我状態療法によるカウンセリングを行っています。

John G. Watkinsが考案した、葛藤解決や複雑性PTSDなど、広く役立てることができるカウンセリングの方法です。

人の心の中には、誰しも様々な自我状態(部分)があります。例えば、泣いている子どもの部分、明るい子どもの部分、怒っている部分、恐れている部分、深く傷ついている部分、疲れている大人の部分、孤独を感じている大人の部分など・・。それらの意見が相反し、葛藤が強く生じると、バランスが崩れてしまいます。葛藤がある場合は、両方の言い分を表明し、話し合い、調整していきます。

幼少期の家庭内での虐待や性被害、継続的な暴力被害体験など、長期反復的トラウマがある場合は、それらの部分が、切り離されて自分のものと捉えられていないことがしばしばあります。これを、解離と言います。自我状態療法では、自分のものと捉えられていない部分の思いや言い分を表明し、共有しながら、自分のものとしていきます。そうすることで、解離がコントロールできるようになっていきます。

安定化のための様々な方法(落ち着ける場所のイメージ。封じ込めの容器を作る。資源の開発。グラウンディング。呼吸法。リラクセージョンなど)や、トラウマ記憶へのアクセスのための方法(解離の会議室テクニック)など、多様な方法が用いられます。

あなたの抱える問題に、自我状態療法 が役に立つかどうか、カウンセリングの場でカウンセラーにご相談下さい。自我状態療法を実施するかどうかは、ご相談内容をおうかがいしてから検討していくことになります。

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