カウンセリング

フラッシュ・テクニック

フェリアン大阪では、トラウマやその他の苦痛を伴う記憶に関連する症状を和らげる、フラッシュ・テクニックによるカウンセリング(心理療法)を行っています。

フラッシュ・テクニックとは

フラッシュ・テクニックは、従来の多くのトラウマ療法と異なり、トラウマ記憶に直接向き合うことなく苦痛を最小限にしてトラウマ処理を行うエビデンスに基づいたトラウマ療法です。トラウマとはいえなくても思い出すと不快な気分になる記憶の処理にも役立ちます。

フラッシュ・テクニックはEMDR(眼球運動による脱感作および再処理)のトレーナーであるフィリップ・マンフィールド博士によって開発されました。もともとEMDRの準備段階のために開発されたものです。EMDRを行う前の準備として用い、その後EMDRに進むこともあります。

どんな人に役立つのか

暴力被害、レイプその他の性被害、事故、いじめ、DV、ハラスメント、災害などのトラウマ記憶に苦しみ、症状のある方に役立つ方法です。
苦痛なトラウマに向き合うことはつらいことです。直面することで、一時的に不安が高まったり症状が強まったりすることもあるでしょう。
フラッシュ・テクニックは、トラウマ記憶に直接向き合わないため、トラウマ記憶そのものを扱うことに負担が大きい場合にも実施することが可能です。

トラウマ記憶に心当たりがなくても、苦痛な症状が未解決のトラウマ記憶に原因がある場合は多いものです。症状を引き起こしているトラウマ記憶が分からない場合は、カウンセラーが探す手助けを行います。

フラッシュ・テクニックの方法

トラウマとなっている記憶を確認します。
記憶が思い当たらない場合は、カウンセラーとともに探します。
記憶が特定されたら、今度はポジティブな記憶やイメージ、活動、音楽に意識を集中します。その際、タッピングなどを行い、途中でまばたきをしていただくことを繰り返します。
このようにしてトラウマに関連する苦痛を最小限にしつつ、その影響を和らげていきます。

あなたの抱える問題にフラッシュ・テクニックが役に立つ可能性があるかどうか、カウンセリングの場でカウンセラーにご相談ください。フラッシュ・テクニックを実施するかどうかは、ご相談内容をおうかがいしてから検討していくことになります。どの心理療法においてもそうですが、フラッシュ・テクニックも全ての人や症状に効果があるというわけではありません。

フラッシュ・テクニックを実施しているカウンセラーは、窪田、下地です。
フェリアン大阪のみで実施しております。

参考資料
https://flashtechnique.com/wp/

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