エッセイ
元気の素 寝る!/森﨑和代
「お風呂に入ったとき、湯船で寝てしまう人いますか?」
ストレスマネジメントの講義の中で、わたしはよく、参加者の皆さんにこのように聞く。ほんの数人手が挙がる。『え~~~みんな寝えへんの!?』意外な少なさに内心驚く。
なぜって、わたしはほとんど毎日といっていいほど、湯船の中で寝てしまうから。それも気づかないうちに。そしてこれがもう、気持ちいいのなんのって・・・。温かいお湯の中でのうたた寝は、なんといっても究極、至福の時・・・。
しかしこの話をすると、「え~、でも溺れませんか?」とよく聞かれる。わたしは、「溺れたことはありません」というものの、「お風呂で寝てしまって溺れたことがある人いますか?」と一応調査もしている(笑)。すると、たま~に「溺れたことがある」と、手を挙げられる人がいるくらいで、わたしと同様ほとんどの人は溺れないようだ。
そして、夏場でもシャワーだけで終わらせず、湯船でお湯に浸かることをお勧めしている。「シャワーで汚れは取れても疲れは取れません」と。湯船にゆっくり浸かることで、温熱作用で血行が良くなり、リラックス効果も高まり疲れが取れるからだ。つまり、皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなり、それによって体内の老廃物や疲労物質を除去し、その結果コリがほぐれ疲れが取れるのだという。
また、自律神経をコントロールし、副交感神経を高める効果もある。副交感神経は、眠ったり、のんびり体を休める体の状態を作るので、身体のメンテナンスに有効だ。
お風呂に入ったら、「今日一日よくがんばったな~」と自分を褒めてゆったりリラックスして緩もう。湯船でのうたたね、溺れることも少ないしおススメです♪
そして「寝る」といえば、わたしは乗り物に乗ってもすぐに寝てしまう。先日の沖縄出張の時には、滑走路が混んでいて、順番待ちをしている間に寝てしまって離陸したことを知らなかった。なんでも、天候の影響で飛行機が揺れたらしいがそれも全く知らず夢飛行♪人もうらやむ「短時間で爆睡する技」をもっている♪
「爆睡」といえば、講演先への電車移動の時にもよく寝る。特に午後の研修は、お昼ご飯を食べて、比較的車内も空いているので座れるし、座るとすぐ寝てしまいとても省エネでエコ(笑)。昼間の20分の睡眠は、夜の1時間の睡眠に相当するという。この食後のうたた寝もおススメ!すっきり目覚めるには、少し甘いもの(クッキーやチョコレートなんでも可)と、カフェインの入った飲み物(緑茶、コーヒー、紅茶お好きなものを)を飲んで寝るといい。すると、20~30分でカフェインが効いて目が覚め、糖分も回ってすっきり目覚める。これがまた気持ちが良くて。。。♪
寝る!これが私の元気の素。
という今も、エッセイのネタに行き詰っていて、お風呂に入り、いつものように寝てしまって・・・。でも、目覚めてこのエッセイのアイデアが浮かんだ。疲れた時、眠いのを我慢するより、ちょっと短い睡眠をとると意外と頭が活性化するかも。
では、そろそろうたた寝ではなく、本格的な睡眠をとります~。おやすみなさい。。。。。(2014年12月)