エッセイ
夏の終わり/おだゆうこ
お盆が過ぎ、昼間の蝉と夜の虫の声が併存しはじめるこの時期になると
森山直太朗の「夏の終わり」が頭の中に流れはじめる
今年の夏はほんとに暑かったし、残暑もまだまだ続くらしいが、
陽の強さや長さ、吹き抜ける風、空の模様、黄金色の稲、台風の訪れに夏の終わりを感じる
はじまりがあれば終わりはあるのだけれど、夏の終わりはなぜだか少し淋しくなる
地元の花火大会から夏が始まり、水泳大会の応援、娘との二人旅、backnumber&Vaundy ライブ、行きたかったお蕎麦屋さん、恩師の初盆、仕事帰りの餃子とビール、近所にできた中華のお店、子どもたちのお泊り会、夜の水族館、手作り桃のケーキ、地蔵盆、楽しみにしていた薪料理、誕生日
うれしかったこと、初めてのこと、心動かされたこと、悲しかったこと、しんみりしたこと、切なくなったこと、今年の夏も色々あった(おいしいがやや多い気もするが)・・・
皆さんはどんな夏の終わりをお過ごしですか
切なさや淋しさを感じつつ、時に誰かと共有しながら、夏の終わりを受け入れて、秋に向かっていきたいなと思う今日この頃です